2019年10月10日
職場の部下と会話が続かない3つの原因と会話が楽しくなる質問集【まとめ】
こんにちわ。編集長の”てんちょー”です。
あなたは、職場の部下との会話で下記ような悩みを抱えていませんか?
「1対1のコミュニケーションが苦手。」
「何を話せばいいか分からなくなる。」
「沈黙の時間が続いてしまう・・・。」
上記のような悩みを抱えていると、部下と向き合うのが億劫になりますよね。そして、そういった感情は自然と相手に伝わるものです。
実際のところ、互いに「話しづらい関係」になっている部下はいませんか?
「あいつと話しづらいな。」
「何か伝えても反応悪いしな。」
「会話が続かないから二人きりになりたくないな。」
上記のような感情を部下に抱いてしまうと、会話の回数は減り、変な思い込みで互いの印象は悪くなるばかりです。
そんなあなたが、この記事を見ることで得られるものは下記の通りです。
「二人きりの会話に自信が持てるようになる」
「具体的に状況に合わせた質問ができるようになる」
「相手の思いを深く知れるようになる」
それでは、元飲食店店長である私の経験をもとに、職場の部下との会話が続かない原因と、会話が楽しくなる質問の仕方について解説していきたいと思います。
会話が続かない原因
部下との会話が続かない原因は大きく3つあります。
共通しているのは一方通行で意思の疎通ができていないことです。
意識が自分に向いている
会話中の意識が自分に向いていると、下記のようになります。
「次何を話そうかな?」
「さっきの話あんまりウケがよくなかったな」
「僕は違うと思うんだよね〜」
逆に意識が部下に向いてる状態は下記の通りです。
「もっと部下のことを知りたいな」
「なんでそんな風に思うんだろう」
「今何を考えてるのかな?」
コミュニケーションとは意思の疎通です。自分に意識が向いていれば、部下は会話を退屈と感じるでしょう。また、部下の考えや思いを引き出すこともできません。
相手に興味がない
相手に興味がないと2つの問題が生まれます。
①質問をしない
相手に興味がないと、質問によって相手から考えや思いを引き出すことが少なくなります。
②話を聴かない
「聴く」というのは文字通り、耳と目と心で聴くことです。しかし相手に興味がないと話すらまともに聴けなくなります。
・目を合わせずに聞いている
・違う作業をしながら聴いている
・返事が適当「ふ〜ん、へ〜。」など・・・。
無理に「興味を持て」というのも難しい話かもしれませんが、あなたが上司で部下と会話をするのなら「興味がなさそうな素振り」は見せてはいけません。
解決策として”傾聴”を意識してください。
・話し相手に体を向ける
・目を見る
・作業を止める
・頷く
・相槌をうつ
・おうむ返しする
・話を割り込まない
質問が苦手
会話が続かない人の大きな原因は「質問が苦手」ということです。
コミュニケーションとは意思の疎通。自分の話ばかりするのは良好なコミュニケーションとは言えません。
しかし、会話が続かない人は「何を聞いたらいいかわからない」と悩みます。
「自分の話ばかりするわけにもいかないし話を振りたいけど、何を聞いたらいいか分からないしどうしよう。沈黙をなんとか打破しないと・・・。」こんな具合です。
ちなみにこの状況は会話中の意識が自分に向いているので、「コミュニケーションを取る」というよりも、「どうしよう」と頭の中がプチパニック状態です。
これでは良好なコミュニケーションを取ることはできません。
会話が弾む質問の仕方
会話が続かない人は「質問の仕方」を知るだけで、相手とのコミュニケーションが円滑に行えるようになります。
これから状況に合わせた質問の仕方をご紹介します。
「はい」か「いいえ」で答えられる質問から始めよう
コミュニケーションが苦手な人は「はい」か「いいえ」で答えられる質問から始めると良いです。
「はい」か「いいえ」で答えられる質問をクローズド・クエスチョンと言います。主に信頼関係が築けていない部下や、自己表現が苦手な部下にはまずクローズド・クエスチョンから始めるのが効果的です。
例えば、
「朝食は食べましたか?」といった具合です。
質問に対する回答のハードルが低いので、会話の始まりに効果的です。
逆に、回答範囲を指定せず自由に答えてもらう質問をオープン・クエスチョンと言います。
例えば、
「休みの日は何をしますか?」といった具合です。
オープン・クエスチョンは回答のハードルが高くなるので、徐々に入れ込むことをオススメします。
詳しくは、下記記事で紹介しています。
コミュニケーションが苦手な人は「はい」か「いいえ」で答えられる質問から始めよう!
相手に伝わる質問をしよう
コミュニケーション能力が高い人は質問が上手です。
何が上手かというと、「相手が理解しやすく答えやすいように」伝えることでしょう。
逆に、相手に伝わらない質問をしてしまう人の特徴は以下の2つです。
①【一度の質問に複数の質問を詰め込む人】
例えば、
「朝ごはん食べた?食べてないなら今からパン屋さん行くけど一緒にいく?それともコンビニでおにぎりにする?てか、お腹減ってる?」
上記の質問には4つの質問が入っています。
1つ目、朝ごはん食べた?
2つ目、一緒にパン屋さん行く?
3つ目、それともコンビニに行く?
4つ目、お腹減ってる?
これでは、質問に答えづらく相手を困らせてしまうでしょう。会話の往復が増えてでも質問は一つずつ確実に行う方が円滑にコミュニケーションが取れます。
例えば、
自分「朝ごはん食べた?」
相手「まだ。」
自分「お腹減ってる?」
相手「減ってる」
自分「パン屋さんかコンビニどっちがいい?」
相手「パン屋さんが良いな」
自分「じゃあパン屋さんに行こう」
と言った具合です。
②【質問の意図が伝わらない人】
例えば、
「最近どう?」です。
「最近」っていつ?
「どう?」って何に対して?
と、質問の意図がわかりづらく相手を困らせてしまいます。
常日頃コミュニケーションが取れている関係性であれば問題ないですが、そうでなければ相手に負担をかけてしまいますね。
質問の意図が伝わるように、シンプルかつ具体的な質問を心がけましょう。
詳しくは、下記記事で紹介しています。
コミュニケーションが苦手な店長は質問力を身につければ劇的に上達する
相手を満たす3つの質問を習得しよう!
質問は、相手から話を聞くだけのものではありません。
「あっ、この人と話すの楽しいなぁ」と、相手を気持ちよくすることもできます。
簡単かつ効果的な3つの質問をご紹介します。
①【回答を深掘る質問をする】
たとえば
「この資料丸1日かけて作ったんですよ〜。」に対して、「へ〜」と受け流すのはNGです。
逆に相手の回答に対し、深掘ると・・・?
相手「この資料丸1日かけて作ったんですよ〜。」
自分「どんなところにこだわったの?」
相手「見易さを重視するために文字を減らして図解を作ったんです!」
自分「それはすごいね〜。どうして見易さを重視しようと思ったの?」
相手「やっぱり相手に伝わらないと意味がないので、目で見てわかるようにしたかったからです!」
自分「なるほどな〜」
という具合です。
上記のように相手の質問を深掘れば、相手は「自分に興味を持ってくれている」と嬉しくなります。とくに相手のこだわりや興味のある話を広げるとより効果的です。
②【ポジティブな質問をする】
たとえば、
「どうしてミスしたの?」といったネガティブな質問は、前向きなコミュニケーションが生まれにくいです。
「なぜ?」「どうして?」と聞くと、相手はミスをした「ワケ」を話すので「言い訳」と捉えられてしまうからです。
その際は、
「どうすればミスを防げたかな?」と、質問することで言い訳ではなく改善策が聞き出せます。
「どうすれば?」「理想の形は?」という具合です。
③【承認欲求を満たす質問をする】
1、挨拶+質問
「おはよう!今日の体調はどう?」
2、褒める、肯定+質問
「◯◯ってすごいね。どうやったの?」
3、感謝+質問
「聞かせてくれてありがとう。◯◯についてもう少し詳しく聞かせて?」
4、共感の言葉+質問
「それは辛かったね。今はどう?」
などなど・・・。
人は自分を認めてくれた人に対して行為を抱き、相手に応えたいという気持ちが生まれます。
詳しくは、下記記事で紹介しています。
コミュニケーションが苦手な店長の自信になる「3つの質問力」とは?
やったらダメな質問とは?
基本的に会話が続かない人は「ダメな質問」を自然としている可能性が高いです。ダメな質問とは、相手が答えづらく困ってしまう質問です。
①【曖昧な表現をした質問】
自分「今日みたいなミスってよくするの?」
相手「はい」
上記の「よくする」という基準は人それぞれなので、互いの認識にズレが生じ後々問題につながる可能性もあります。
自分「今日みたいなミスは今までに何回くらいした?」
相手「3回くらいです。」
であれば、認識のズレがなくなります。。
②【わかっていることを前提とした質問】
自分「今の説明でわかりましたか?」
相手「は、はい。」
上記の内容は説明がわかっていることを前提とした質問です。このような質問はわかっていなくても「はい」と答えてしまうケースが大半です。
自分「今の説明でわかりづらいことがあれば教えていただけますか?」
相手「えっと、◯◯についてもう一度・・・」
と、わからないことを前提にするだけで、思っていることを答えやすくなります。
詳しくは、下記記事で紹介しています。
コミュニケーションが苦手な人がやりがちな「相手を困らせる質問の仕方」
編集長まとめ
「会話が続かない」と悩むあなたは、1対1のコミュニケーションが億劫になっていると思いますが、その悩みは必ず克服できます。
多くの人が勘違いしていますが「コミュニケーション能力が高い=話すのが上手」ではありません。
相手に関心を持ち、相手の気持ちや考えを引き出すのが上手な人、聴き上手な人がコミュニケーション能力が高いのです。
あなたが身につけるべきスキルは、「傾聴」と「質問力」であり、「話す力」ではなく「聴く力」です。
まずは、「相手の話をきく」「相手の思いを知る」ことに集中してみてください。
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てんちょー
1994年生まれ関西在住。好きなこと「新しいこと」悪く言えば飽き性。
苦手なことは「誰でもできる作業のルーティン」つまり飽き性。高校卒業後PISOLA(イタリアンレストラン)に就職し2年後には店長に。
3年間店長を務める傍ら、副業で個人ブログを開設。そのスキルを活かし現在はWeb社内報“PISOLAパートナーサイトと当サイト”TENJOY”を立ち上げ編集長を勤める。
@tenchoglam
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