2019年11月3日

【店長必見】従業員の主体性がグングン育つミーティングのやり方

前回は【元店長が解説】飲食店店長の仕事内容をわかりやすく紹介します!について大まかに紹介させていただきました。

今回はその中から「従業員の主体性が育つミーティングのやり方」について掘り下げていきましょう。

主に以下の人向けの記事となります。
・ミーティングのやり方がわからない。
・ミーティングの効果が出ない
・ミーティングが盛り上がらない
・飲食店で店長を目指している人
・店長になったばかりの人
・もっと店長として実力を向上させたい人

ちなみに今回の内容は、私が実際にイタリアンレストランチェーンで店長をしていた時に行っていた内容をもとに記載しています。

ミーティング実施までのフロー

いざ「ミーティングをしよう!」と、なったはいいものの「何をすればいいかわからない・・・。」という方は、まずは簡単にミーティング実施までのフローからチェックしていきましょう。

1、ミーティングの目的と対象者選定

まず、ミーティングの目的を設定し、目的に合わせた参加対象者を選定します。

【例①】
ミーティングの目的:新人歓迎会
参加対象者:全員

【例②】
ミーティングの目的:次世代リーダーの育成
参加対象者:現リーダーと、次世代リーダー候補

【例③】
ミーティングの目的:サービスの向上
参加対象者:ホールスタッフ

などなど・・・。

2、スケジューリング

ミーティングの目的と参加対象者の選定が終われば、次に実施日のスケジューリングを行います。一番効果的な方法は、LINEアプリの「イベント機能」を使って、参加者が一番多い日を選定すると良いでしょう。

スケジューリングする際は、行う時間帯によってシフトの調整なども発生しますが、飲食店であれば土日の営業中は避けたいですね。繁忙時間帯に行うとミーティングが中断されたりと集中できなくなります。

3、議題作成

議題作成は「エクセル」もしくは「ワード」で行うのがベターです。基本的に以下の情報を記載していれば問題ないでしょう。

・ミーティングタイトル
・開催日
・参加者
・議題1
・議題2
・議題3
などなど・・・。

【例】
ミーティングタイトル:サービス向上会議
開催日:11月1日
参加者:山田太郎 田中きみこ 佐藤はなこ
議題1:現状の課題
議題2:理想のサービスとは?
議題3:1ヶ月の目標設定

などなど・・・。

基本的にペラ紙一枚でシンプルなものでOKです。

4、ミーティング実施

上記の1〜3の準備が整えば、あとはミーティングを実施するだけです。

心配な方は、前日に再度ミーティング日を共有しておくと欠席や遅刻を防ぐことができます。また、ミーティング時間が短く事前に内容を把握してほしい場合は、議事録を共有しておきましょう。

従業員の主体性を育てるには?

従業員との店舗ミーティングは、主体性がグングン育つチャンスです。

営業中の会話や、勤務前後の会話とは違った意見が出てくることでしょう。これは「ミーティング」という名目で、時間と場所を確保し、仕事として話し合いの場を設けているからです。

ではどのようにミーティングを行えば授業員の主体性が育つのでしょうか?

1、店長は進行役に徹する

いちばん効果的な手法は、店長が進行役に徹することです。つまり議論には参加しないと言うことです。このような役割を「ファシリテーター」といいます。

ファシリテーターとは、ファシリテーションを専門的に担当する人のことをいう。 ファシリテーター自身は集団活動そのものに参加せず、あくまで中立的な立場から活動の支援を行うようにする。例えば会議を行う場合、ファシリテーターは議事進行やセッティングなどを担当するが、会議中に自分の意見を述べたり自ら意思決定をすることはない。これにより、利害から離れた客観的な立場から適切なサポートを行い、集団のメンバーに主体性を持たせることができるとされる。「調整役」「促進者」などと訳される。

コトバンク

言われたことを行うのではなく、自分たちで議論し決定することで主体性が育てられます。

私の経験上、店長が思っている以上に学生の従業員さんは、よく考えていますし頼りになります。

2、正解をもとめず長期的目線で観察

授業員の主体性を育てようとしたとき、店長が思う理想とはかけ離れた目標が決定されたり、思うように話が進まなかったりすることもあります。

しかし、そのミーティングでの正解は求めなくてOKです。あくまでも、従業員が自分で考え導き出した答えを尊重し、実践すること。そして次回のミーティングで振り返る。

こうして長期的な目線でいることが、主体性を育てる鍵となります。

「とりあえずやってみる精神」は重要です。

ミーティングをより効果的にする方法

ミーティングは実施が目的ではありません。

ミーティングを行った「結果」がどう現れるかが重要です。これからミーティングをより効果的なものにする方法をご紹介します。

目標設定は具体的に

ミーティングでは、個人の目標や店舗の目標などが決められることが多いと思います。その際の目標設定の仕方で、結果が大きく変わってきます。

ダメな目標設定は、「抽象的」な場合が多いです。

【例:ダメな目標設定】
A君の目標:忙しくても周りを見れるようにする!

上記の目標は、具体的に何を行うのか設定されていません。目標設定を「気持ち」や「感情」にすると、ちゃんと行ってるのか?どこまでできたのか?と、評価、振り返りが行いにくく、成功体験につながりにくいです。

【例:良い目標設定】
A君の目標:忙しい時こそ、伝票管理を行い料理をスムーズに作成する。遅れる場合は料理が遅れることをホールスタッフ にも共有する。

上記の目標は具体的で素晴らしいです。
実際に行うことが「伝票管理」と「料理遅れを共有すること」と明確にあるので、「できたorできていない」が見える化されます。評価も振り返りもしやすく、成功体験につながりやすいです。

目標設定は階段を上るように・・・。

目標設定は、階段を一段ずつのぼるように設定することを意識してください。これは、成功体験を積み自信をつけさせる効果があります。自信がつけば、ミーティングが意味のあるものだと認識し参加も楽しくなるでしょうし、仕事のモチベーションも上がること間違いなしです。

下記に、赤ちゃんを例にダメな目標設定と、良い目標設定を記載します。

【例:ダメな目標設定】
赤ちゃんの目標:歩く

赤ちゃんはすぐに歩けません。いわゆる絶対に失敗する目標設定です。努力をしても成功することがなく、途中経過の時点で「無理かも・・・」と思えば諦めてしまう可能性もあります。結果失敗すれば「自分には向いていないのかも・・・。」と自信をなくしてしまいます。

【例:良い目標設定】
赤ちゃんの1ヶ月の目標:寝返りをする

赤ちゃんが歩けるようになるまでには、「寝返り→はいはい→つかまり立ち→あるく」という成長の流れがあります。このように階段を一段ずつ上るような目標設定をすることで、着実に目指すべき方向へ進むことができます。

継続した指導と振り返りを行う

ミーティングをする上での悩みは、

「ミーティングをしたけど、一週間後にはミーティング内容も忘れて意味なかったな・・・。」

「ミーティングが一回きりで、長続きしないな・・・。」

などなど。だと思います。

ミーティングはあくまでも目的を達成するための手段です。ミーティングを実施することがゴールにならぬように、フォローするのは店長の役目です。

私が実際に行っていた方法は下記の通りです。
・ミーティング終わりに次回ミーティング日程を決めてしまう。
・事務所やキッチンに、目標を見える化、経過を見える化できるものを掲示する。
・日々現場でフィードバックする。

おわりに

今回は、従業員の主体性を育てるミーティングのやり方をご紹介させていただきました。様々な手法を共有させてもらいましたが、一番大切なことは「店長が従業員の方たちの成長を願い、必ずできる!と信じる」ことです。

早速実践してみてください。

下記SNSボタンから[Facebook][Twitter]のシェアよろしくお願いします!!

てんちょー

てんちょー

1994年生まれ関西在住。好きなこと「新しいこと」悪く言えば飽き性。
苦手なことは「誰でもできる作業のルーティン」つまり飽き性。高校卒業後PISOLA(イタリアンレストラン)に就職し2年後には店長に。
3年間店長を務める傍ら、副業で個人ブログを開設。そのスキルを活かし現在はWeb社内報“PISOLAパートナーサイトと当サイト”TENJOY”を立ち上げ編集長を勤める。
@tenchoglam