2019年8月15日

「人時売上って何?」優秀な店長になるための第一歩

僕の名前は意思ヨワシ。飲食店で店長をして1年目の新米店長。

先日MGRに「人時売上が低すぎる」って叱られたんだけど、人時売上ってなに?

はぁ。

ヨワシ店長どうしたんですか?

あの、MGRに「人時売上が低すぎる」って叱られちゃって・・・。

でも人時売上が何か分からないんです。

あれ?

店長会議でも人時売上について勉強したはずですけどね~。

ギクっ。

はっはっは。う゛ぉぇぇ

大丈夫ですか?!!

大丈夫です。昼食に食べたコンビニのサラダチキンが逆流しただけですから。

・・・。

ダ、ダイエットしてるのかな・・・。

では、せっかくなので人時売上について説明しましょうか?

有り難うございます!!

人時売上とは、売上を総労働時間で割った値です。

・・・。

ん”~。

え~っと、例えば、40万円の売上に対し、総労働時間が100時間であれば人時売上は4000円ということになります。

な、なるほど。
あの、もう少し詳しく・・・。

ん~。一言でいうと店舗の生産性を数値化するものですね。

例えば、A店の売上が40万円で総労働時間が100時間の場合、人時売上は4000円ですよね。

はい。

B店の売上が50万円で総労働時間が150時間だった場合、人時売上は3333円となりますが、A店とB店はどちらの方が人時売上が高いですか?

え~っと・・・。

A店の方が高いです。

正解です。人時売上は高い方が良いとされていますが、なぜだか分かりますか?

売上に対しての労働時間が少ない方が生産性が高いからですか?

その通りです。

少ない人数で効率良く営業ができている証拠です。

なるほど・・・。ってことは、MGRに「人時売上が低すぎる」って叱られたのは、売上に対しての労働時間が多すぎるということだったんですね。

ザッツルワァイ

その通りです。

なら、もっと人数を減らさないとダメですね・・・。

間違いではありませんが、安易に数字だけを求めると顧客満足度が低下する可能性があります。

あっ。人数が減るってことは、お客様に対するサービスにも影響がでるからですか?

その通りです。

なので、無理なく無駄のない目標人時売上を設定する必要があります。

難しいなぁ

なるほど・・・。

ちなみに、ギリギリの人数で良い営業を継続させるには、アルバイトスタッフさんの協力が必須です。

アルバイトスタッフさんからすれば、細かい数字のことはよくわからないので、人数に余裕をもって営業したいと思うのが当たり前です。

確かに。

ちなみに労働時間を増やして、過剰に人件費を使用すればするほど、良いサービスやアルバイトスタッフさんの負担軽減はできるので簡単です。

なので、顧客満足、従業員満足、人時売上のバランスがとれている店舗の店長さんは、とても優秀だと言えます。

僕の店はダメダメです・・・。

人時売上は低いと叱られるし、アルバイトスタッフさんには「もっと人数を増やして欲しい」って言われてます。

どうすればいいですか?

では、次回は店舗の生産性を高めるアイデアをいくつか共有しましょう。

聴きたいです!!!今はダメですか?

厚かましい

ダメです。飲みに行くので。

(アル中だな。この人)
わ、わかりました。

トラさん

トラさん

関西に住む42歳。24年間飲食業界一筋。
店長、エリアマネージャーを経て現在は30店舗を管理する事業部長。店舗運営における「ヒト」「モノ」「カネ」のマネジメントに関するスペシャリスト。
嫁と娘2人の4人家族。親父ギャグが大好き。意思ヨワシの上司。

意思ヨワシ

意思ヨワシ

関西に住む25歳。やりたいことが見つからず漠然と大学生活を送ることに違和感を感じて中退。
就活はせずイタリアンレストランでフリーターをする。
気付けばそのまま就職し、入社3年目で店長に抜擢。
現在店長1年目で不安がいっぱい。読書とTwitterが趣味。