2019年7月20日

「部下のモチベーションを引き出す」魔法の公式を徹底解剖

僕の名前は意思ヨワシ。飲食店で店長をして1年目の新米店長。 

最近部下のモチベーションが下がってるんだ。上司として、どのように部下のモチベーション管理をすればいいんだろう。

キリンさんに聞いてみるか。

部下のモチベーションは管理するな?

キリンさん。ぼく悩んでます。

なんや。今日はどないしてん。

部下のモチベーション管理ができてなくて・・・。どうすればいいですか??

ヨワシちゃん。その考え方がすでに間違っとるんや。

えっ・・・。

何が間違ってるんだろう・・・。

世の中の上司はみんな、「部下のモチベーションを管理しないと!」って悩んどるやろ。

はい。良く聞きます。

他人のモチベーション管理なんてワイらにできるはずがないねん。

何故ですか・・・。

宋文州さんの言葉を借りるやで。

※社員や部下を馬と例えるとする。
「喉が渇いたら馬は自然と水を探す。喉が渇いていない馬を川に引っ張っても意味が無いし、それは馬主が水を飲ませたいという自己満足に過ぎない」

どや、意味分かるか??

なるほど。結局は本人次第で、無理矢理コントロールすることは、上司の自己満って事ですね。

その通りや

せやからヨワシちゃんが部下のモチベーションを管理するのは不可能やと思っといた方がええで。

そうなんですね。じゃあ店長として僕にできる事は何も無いのか・・・。

ヨワシちゃん。それはちゃうで。

えっ。

上司の仕事は管理ではなくキッカケ作り?

モチベーションを管理することは不可能や。でもなキッカケを作ったり、モチベーションが上がりやすい環境を作る事はできる。

教えて欲しいです!!

魔法の公式があるねん。
それは「モチベーション=目標設定+迷いを排除する+動機付け」これを理解して実践するだけやで。

魔法の公式?

な、なんですかこの公式は・・・。

簡単に言うとやな、目標があると人はモチベーションがあがるっていう話をこないだしたやろ?その目標達成を邪魔する「迷い」を排除し「動機付け」を行ってキッカケを作る事がモチベーションに繋がるっていう公式やねん。

あ、あの、もう少し詳しくお願いします。

厚かましいやつやな。しゃあないし公式を分解して説明するで。

まず1つ目の「目標設定」をすることでモチベーションが上がる理由は前回の記事を見てくれやで。

わかりました。隅から隅まで見ます。

迷いを排除するとは?

次に2つ目の「迷いを排除する」っていう意味を解説していくやで。

例えば、「100メートル先の木に向かって誰よりも速く走れ」っていうのがヨワシちゃんの目標やとするやん。

は、はい。

そこでや。ワイが「走ってる道中に困ってる人がいたら助けてやってくれ」とか「落ちてるゴミは必ず拾ってくれ」っていう指示を出したらどうなる??

パニックになりますね・・・。木に向かって走り、速くゴールすればいいのか、人を助ければ良いのか、ゴミを拾えば良いのか、よく分からなくなるかもしれません。

せやろ。

でも実際働く現場では、こんなことがあたりまえに起きてるねん。

いや、さすがにこんな無茶なことは言ってませんけど・・・。

絶対言うてるって

例えば掃除や。「AとBの掃除を10分で終わらしてや!!急いで頼むで!でも綺麗にな!」ってお願いすることあるやろ。

あ、ありますね。

しかも掃除を急いでやってもらったのに「Aが全然綺麗になってへんやん。もっと丁寧に掃除してや」なんて言うことはない?

・・・。

あります。これダメなやつですね。

せやで。

従業員からしたら、急ぐべきか、綺麗にするべきか、わけわからへんやろ。

せやから目標設定をしたら目標達成を邪魔する「迷い」を排除したるんやで。

はい!!

最後は「動機付け」についてやで。

ドウキヅケ

動機付けって何?

簡単に言えば、部下が設定した目標を「達成したい」と思わすキッカケ作りやな。

なんだか難しそうですね・・・。

せやねん。

正直に言うと1番難しい所や。

ポイントは目標を達成することで得られる「※ベネフィット」を掲示することや

※ベネフィット
ベネフィットとは「利益」「恩恵」などの意味でマーケティングにおいては「顧客が商品から得られる良い効果」の事をいいます。人は商品やサービスを購入する際、その商品そのものではなく「その商品を使用することによってもたらされるもの」を購入しています。例えばドリルを購入する人は、ドリル本体ではなく、そのドリルで開けられる穴を購入していると言えます。
【ferret編集部 マーケティング用語】から引用

よくわからない

ベネフィット・・・。

部下が目標を達成することで得られる「恩恵」をきちっと伝えてやることが重要や。

恩恵・・・。

わかってなさそうやしドリルの話に戻ると、ドリルを買いに来る人は穴を開けたいわけやん。

はい。

ワイが、ドリルの販売店員やとしてやで。「このドリルは最新式で、ワイヤレスで使用できます。スピードも握り具合で自由に調節できて便利です!!」って言うのはドリルの性能やメリットを掲示してるだけやねん。

なるほど。

せやけど、ドリルを買いに来る人は、「求めてる穴を開けられるドリルはどれか?」を、まずは知りたいわけやん。

確かに!!

ここからが
ポイントやで!

せやから「何に使用されますか?」と聞いて相手が求める効果を聞く。次に「それでしたらこちらのドリルです」とお客様が求めてるドリルを紹介する。そのあとに、他の商品と比較したり、メリットを説明したりするねん。

なるほど・・・。

ってことは、目標達成によってどのような効果を得ることを部下が望んでいるのか、まず把握するということですね。

おわりに

せや。

でも、なかなか自分でイメージできひん人が多いさかい、こちらから掲示してあげるとええわ。

「魔法の公式」は「モチベーション=目標設定+迷いを排除する+動機付け」やで

わかりました!やってみます!ありがとうございます!

ちなみに、それでもモチベーションが上がらんようなら諦めるしかないわ。

下記記事見てやで↓↓
「モチベーションが下がったときの対処法」諦めることでポジティブになれる?

下記SNSボタンから[Facebook][Twitter]のシェアをよろしくお願いします!

キリンさん

キリンさん

プロフィール非公開。
キリンさんから一言…
「ワイのこと知りたくてもTwitter見たらあかんやで。知らんけど」
@kirin58722584

意思ヨワシ

意思ヨワシ

関西に住む25歳。やりたいことが見つからず漠然と大学生活を送ることに違和感を感じて中退。
就活はせずイタリアンレストランでフリーターをする。
気付けばそのまま就職し、入社3年目で店長に抜擢。
現在店長1年目で不安がいっぱい。読書とTwitterが趣味。