2020年2月5日
優秀な店長が店舗ミーテイング後に必ずやっていること【まとめ】
「店舗ミーティングを開いても効果を感じられない・・・。」
「ミーティング中はチームの士気が上がるけど継続できない・・・。」
上記のような悩みを抱えている店長は多いと思います。
そんな店長さんのお悩みを解決するために、元イタリアンレストラン店長である私が、優秀な店長が店舗ミーテイング後に必ずやっていることについて解説していきます。
この記事には「ミーティングを重ねるごとにチームがパワーアップする」秘訣が盛り沢山なので、是非実践していただきたいと思います!
そもそも、「ミーティングの開催方法がわからない・・・。」と言う方は下記の記事をご覧ください。
優秀な店長の認識「ミーティング=動機付けの場所」
店舗ミーティング後に行うポイントを解説する前の大前提として・・・、
「店舗ミーティングを開いても効果を感じられない・・・。」
「ミーティング中はチームの士気が上がるけど継続できない・・・。」
上記のような悩みを抱えてらっしゃる店長さんに共通しているのは「ミーティングの開催自体が目的になっている」ことです。
しかし優秀な店長は「ミーティング=動機付けの場所」と捉えています。
どうき‐づけ【動機付け】
コトバンク
《motivation》心理学で、生活体に行動を起こさせ、目標に向かわせる心理的な過程をいう。内的要因と外的要因の相互作用で成立する。モチベーション。
・売上をあげたい。
・問題を解決したい。
・みんなで楽しく働ける職場にしたい。
・接客レベルを上げたい。
・商品クオリティを上げたい。
このような課題に取り組む際には、従業員の心理状態が「やらされている」ではなく「やりたい」となっていれば、より大きな効果が生まれます。
優秀な店長はそれらを理解し、ミーティング自体が「やらされ仕事」にならないよう様々な工夫をします。詳しくは下記の記事をご覧ください。
【店長必見】従業員の主体性がグングン育つミーティングのやり方
ミーティングは目標へ向かうためのきっかけ作りにすぎません。重要なのは「ミーティング後にどのような働き方をしてどのような変化がうまれるか」です。
優秀な店長はミーティング後に何をしてる?
優秀な店長は「ミーティングは目標へ向かうためのきっかけ作り」と理解しているので、ミーティング後も気を抜きません。むしろミーティング後の行動に力を入れています。
さて、優秀な店長は店舗ミーティング後に何をしているのでしょうか・・・。
1、取り組みの見える化
1つ目のポイントは「取り組みの見える化」です。
見える化することで「何に取り組んでいるのか」「進捗状況はどうなっているか」が一目瞭然なので、指導や振り返りをしやすい環境が生まれます。
例えば、
「元気よく挨拶をしよう!!」という目標を立てたとします。
2月の目標『元気よく挨拶をしよう!』 | 1日 | 2日 | 3日 | 4日 |
A君 | ||||
B君 | ||||
Cちゃん | ||||
Dちゃん |
上記のような目標を、事務所やキッチンなど目につきやすい場所に貼りつけ勤務後の振り返りや、勤務前の朝礼などで共有しチェックをつけるルーティンを作れば「継続」させやすいでしょう。
2、率先垂範
率先垂範という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
そっせん-すいはん【率先垂範】
goo辞書
人の先頭に立って物事を行い、模範を示すこと。▽「率先」は先んじる、人の先頭に立つ意。「垂範」は模範を示すこと。
ミーティングの効果が感じられない、設定した目標への取り組みが継続できない1番の原因は「リーダーが率先垂範できていない」ことにあるでしょう。
よく従業員さんが口にする不満があります。
・店長が言うだけでやってくれない
・目標を掲げるのはいいけど掲げて終わりになってる
シンプルにチームのリーダーが毎日、掲げた目標に対して真摯に取り組み、指導を行えば1ヶ月でチームはガラッと変わります。
まずはチームのリーダーが見本となり、チームに向かうべき方向性を指し示さないといけません。リーダーとしての在り方を学びたい方は下記の記事をご覧ください。
部下から嫌われる覚悟ができないリーダーが組織を潰す「4つの理由」
3、中間ケア
3つ目のポイントは中間ケアです。
基本的には店舗や個人で掲げる目標の期間は1ヶ月で設定することが多いと思います。「今月の目標!◯○をする!」という具合です。
しかし1ヶ月って結構長い・・・。
・目標への取り組みがマンネリ化する
・目標達成が困難で諦める
・目標が簡単すぎて取り組みがいがない
などなどの問題も起きてきます。
日々、指導や朝礼で目標の振り返りはおこなうと思いますが、1ヶ月の半分が経過したあたりで中間ケアをし、仕切り直しすることをオススメします。
5分ほどの中間ケア面談で行う内容は下記の通りです。
■目標への取り組み評価
できていること、できていないこと、良かったこと、改善点などを明確に伝えます。褒めることだけが評価ではありませんが、まずは褒めて自信をつけさせることはとても重要です。
■何のための目標か、再度目的の認識を合わせる
目標の先には目的があります。「きれいに盛り付けよう!」という目標設定の先には、「お客様に喜んでいただきたい」という目的があるはずです。目的を見失った目標への取り組みは、方向性を誤ったり、ただ作業化してしまう可能性があるので目的の認識を再確認することをお勧めします。
■目標の再設定
優秀な店長は、中間地点で目標の再設定を行います。例えば「仕事ができる従業員」は目標をなんなく達成して手持ち無沙汰になりがちです。そこで「君は新人スタッフの取り組みをフォローしてあげてほしい」というように新たな目標設定をします。逆に「不器用な従業員」には、量、質、回数を減らし従業員に合わせた目標を再設定します。目標の取り組みは、諦めたり、風化していくので変化させていく工夫が必要です。
おわりに
本日は、優秀な店長が店舗ミーティング後に必ず行っていることを3つのポイントにまとめました。
1、取り組みの見える化
2、率先垂範
3、中間ケア
この中で最も重要なポイントは「率先垂範」です。
「ミーティングの効果が感じられない。」
「取り組みが継続できない。」
と、悩む店長さんは、まず「率先垂範」できているのか振り返ってみてはいかがでしょうか。
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てんちょー
1994年生まれ関西在住。好きなこと「新しいこと」悪く言えば飽き性。
苦手なことは「誰でもできる作業のルーティン」つまり飽き性。高校卒業後PISOLA(イタリアンレストラン)に就職し2年後には店長に。
3年間店長を務める傍ら、副業で個人ブログを開設。そのスキルを活かし現在はWeb社内報“PISOLAパートナーサイトと当サイト”TENJOY”を立ち上げ編集長を勤める。
@tenchoglam
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