2019年11月14日

今の人類は「真実」より大切な2つのものに囚われている話

わたしは当サイト”TENJOY”の編集長。

毎日、何かを書いている。毎日何かを書いていると、普段からいろいろなことを考える癖がついた。

たとえば今日は「真実」について考えていた。何の前触れもなく突如としてあたまの中で「真実」について考え始めるのだ。

そこで気付いたことがある。

わたしを含め、多くの人が真実だと思っていることの大半は真実ではないということ。いや、言い方が悪かった。「真実だと思っているが真実を知らない」という方が正しいかもしれない。

ここで「真実」の意味を紹介しよう。

真実:うそや偽りのない、本当のこと。まこと

こんな意味がある。

この意味は、ほぼ全員が理解している。でも、世の中のほぼ全員にとっての真実は2つに分かれる。

1、信用できる人が言う、やること
2、大多数の人が言う、やること

この2つに尽きる。

例えば、わたしは今糖質制限ダイエットをしている。正直かなり苦しい。先日嫁に「あんた夜寝言で”ケーキください”って言ってたで」と言われた時には、なんとも言えないきもちになった。

これがその時のLINEのやりとり

寝言の話はさておき、なぜわたしが糖質制限ダイエットをしているのかというと、先日家族と実家にご飯を食べに行った時に両親がやっていたからだ。

父が糖尿病になりかけているから、病院から帰ったその日から糖質制限ダイエットを始めたらしい。

その日から両親に会うたびに糖質の話をしているからすこし気になった。

「ドレッシングも糖質やしあかんで」
「野菜の中でも糖質高いのあるしな」
「卵はいいねん。茹で卵いっぱい食べとき」
「飲み物も水かお茶かコーヒーな。コーヒーはブラックやで」
「毎日少しでも運動せな」

こんな会話をずっと聞いていると、好きなものを食べて飲んで寝てを繰り返す自分が愚かなのではないか。という気持ちと、正直お腹がぽっこり出てきていることにも嫌気がさしていたので、嫁と相談して始めることになったのだ。

このときのわたしの脳内はこうだ。
・家族がやっているから変なものではないだろう
・テレビやネットでもよく聞くし
・筋肉マッチョの人もやってるらしいし
・ライザップも取り入れてるし
・気軽に早くやせるらしいし
・カロリーは制限しなくていいらしいし
「とりあえずやってみよう!」

そして始まった糖質制限ダイエット。

もうかれこれ2週間ほどになるが、本当に苦しい。

米、麺、パンに食らいつきたい。お菓子を吐くまで食べたい。ケーキ食べたい。ジュースのみたい。カフェオレ飲みたい。くそったれ

ちなみに今わたしのデスクの上にある飲み物は水だ。

ちなみにわざわざ水の写真をアップしたのは、最近手に入れたMacBook Proと、超ワイドモニターを自慢したかったからだ。失敬

水は美味しくもなく不味くもないからストレスがたまる。でも家では水を飲むようにしている。

ちなみに水ばかり飲んでいると水の「味」がわかるようにもなってきた。「甘い」とか「スッキリしてる」とか。意識高いモデルにでもなった気分だ。くそったれ

そういえば、わたしのデスクの横に社員が置き去りにした「ルマンド」が置いてある。貪りつくように食べたい。ボロボロと食べかすを床に落としながら食べたい。

ルマンド食べたい

と、こんな状態だ。

毎日苦しみながら糖質制限ダイエットを続けている。

しかし、苦しみながら血反吐を吐きながら行っている糖質制限ダイエットについてわたしは詳しく知らない。「糖質制限ダイエットは痩せる」という真実は、すべて家族や知人、ネットやテレビの情報から得たものであり、何を根拠に糖質制限ダイエットで痩せるのかなんぞ調べたこともない。

つまり、「真実だと思っているが真実を知らない」状態だ。

それなのに、こんなに苦しい思いをして今日も生きてる。

そしてもしこれが、全く効果のないことであったり、体に悪影響を及ぼすことであればどうしようなんて思ってしまう。

でも「みんなもやってるし、それはないか」と、また勝手に「真実だと思っているが真実を知らない」状態に陥る。

今回はたまたま「糖質制限」の話だったが、世の中には「真実だと思っているが真実を知らない」ことがたくさんある。

情報が多い世の中だからこそ、自分の目・鼻・口・耳・心で真実を確かめたいものだ。

おわり。

てんちょー

てんちょー

1994年生まれ関西在住。好きなこと「新しいこと」悪く言えば飽き性。
苦手なことは「誰でもできる作業のルーティン」つまり飽き性。高校卒業後PISOLA(イタリアンレストラン)に就職し2年後には店長に。
3年間店長を務める傍ら、副業で個人ブログを開設。そのスキルを活かし現在はWeb社内報“PISOLAパートナーサイトと当サイト”TENJOY”を立ち上げ編集長を勤める。
@tenchoglam