2020年2月8日

【新米店長必見】店舗ミーティングが失敗する[6つの原因]

「店舗ミーティングを成功させたい」

「準備はしたけど不安が残る・・・。」

上記のような悩みを抱えている店長さんは多いと思います。

そんな店長さんのお悩みを解決するために、元イタリアンレストラン店長である私が、「店舗ミーティングが失敗する6つの原因」についてご紹介します!

そもそも、「ミーティングの開催方法がわからない・・・。」と言う方は、まず下記の記事をご覧ください。

店舗ミーティングが失敗する6つの原因

失敗の定義は人それぞれですが、店長さんが不安を感じる要素は下記の通りではないでしょうか?

  • 上手く話せるかな?
  • 盛り上がるかな?
  • 話してくれるかな?
  • 楽しんでくれるかな?

これから紹介する失敗の原因を事前に知り、ポイントを抑えることで不安は解消されると思います。

それでは紹介していきましょう!

1、アイスブレイクができていない

人が数十人集まりミーティングが始まると、緊張感がグッと高まります。

特に新人スタッフは「何が行われるんだろう・・・。」と不安でいっぱいになることでしょう。

緊張感が高まれば高まるほどミーティングは良い方向へ向かいません。

  • 思っていることを言えない
  • 返事がなく場が盛り下がる
  • 雰囲気がどんよりと重苦しくなる
  • 楽しく無い=退屈に感じる

そこでメンバーの表情をチェックし、緊張で場の空気が重苦しくなっていれば「アイスブレイク」をすることをお勧めします。

アイスブレイクとは、初対面の人同士が出会う時、その緊張をときほぐすための手法。集まった人を和ませ、コミュニケーションをとりやすい雰囲気を作り、そこに集まった目的の達成に積極的に関わってもらえるよう働きかける技術を指す。
アイスブレイクは自己紹介をしたり、簡単なゲームをしたりすることが多く、いくつかのワークやゲームの活動時間全体を指すこともある。「コミュニティビルディング(community building)」や「アイスブレイキング(ice breaking)」とも呼ばれている。 「アイスブレイク」という用語は、参加者の不安や緊張を氷にたとえ、その「硬い氷をこわす、溶かす」という意味を持っている。

ウィキペディア

2、自信を感じられない

ミーティングでは店長やリーダーが、参加者に対して講義をしたり想いを伝える場面があると思います。

また議事進行を行うこともあるでしょう。

その場合、不安や緊張を口に出さないことをお勧めします。

よくあるのが挨拶の冒頭で・・・。

「あ、あの、こういうの慣れていないんでかなり緊張してます。上手くいかないかもしれないですが、よろしくお願いします。」

「ちゃんと内容決まってなかったり、今日急遽決まった議題もあるのでちょっとグダグダするところもあるかもしれませんがお許しください。どうぞよろしくお願いします。」

  • 緊張してるから
  • 人見知りだから
  • 苦手だから
  • 準備が整ってないから

などなど、挨拶の冒頭で言ってしまうパターンです。

本人は事前に「上手くいかないことを前提に」話すことで安心するかもしれませんが、聞いている側からすれば不安です。

  • なんで準備してないの?
  • 練習したの?
  • なんか不安だな。
  • この人の話信用できるのかな?

失敗するかもしれない、苦手かもしれない。でも自信をもって「今日は最高のミーティングにしましょう!みなさんよろしくお願いします!」と、自信満々に挨拶してもらえた方が、参加者も安心します。

3、店長が喋りすぎる

ミーティングは、参加者で意見を出し合う場です。

普段ゆっくり時間をとって話すことができない分、ミーティングの場を設けることで普段聞けないような意見をたくさん聞くことができます。

従業員も話を聞くより、「話したい」と思っています。

そんな中、店長が喋りすぎるとミーティングはしらけます。

  • ミーティングというか講義になっている
  • 従業員の話を遮る
  • 従業員の話にかぶせる
  • 従業員に話を振らない
  • 従業員が考えている時間を待てず答えを言ってしまう

店長も伝えたい思いがたくさんあるかもしれませんが、まずは聞くことに徹することをお勧めします。

4、ゴールがない会話

ミーティングが盛り上がってくると、様々な意見が飛び交います。

また飛び交った意見に対しての質問や、反論が飛び交います。

それらを繰り返していると「結局何の話をしているんだっけ?」と、なることがよくあります。

ここでミーティングをまとめる店長やリーダーに必要な力は「いま何の話をしていて」「その話のゴールは何か?」を把握し場をコントロールすることです。

  • ただ意見を聞きたいだけなのか
  • 目標を決めたいのか
  • コーチングしたいのか
  • 議題から内容が外れていないか

話にゴール(終着点)がなければただの話し合いで終わってしまい結局何も生まれないミーティングになってしまいます。話してる本人はたくさん話してスッキリしてミーティングした感を得られるかもしれませんが・・・。

5、代替え案なしの意見出し

ミーティングの場では、参加者の従業員から意見を聞く場面が多々あると思います。

「どう思う?」

こんな具合です。すると、いろいろな意見をいただけます。

「◯◯さんが悪いと思う。」
「効率が悪くて負担が大きくなってる。」
「教え方が悪くて新人が育っていない。」
などなど。

これらの意見をただ聞いて終われば、従業員の立場は「意見や不満を言う側」になり、意見を聞く店長やリーダーは「問題を解決する側」になります。

チーム一丸となって「意見を出し合い、問題解決に取り組む」ことが理想であれば、ただの意見出しで終わるのではなく「君ならどうする?」と代替え案を聞いてみましょう。

そこから話を広げることで、意見を出した従業員が「意見や不満を言う側」から「問題解決に取り組む側」に立場が変わります。

6、目標設定が抽象的すぎる

「笑顔で働こう!」

「元気よく頑張ろう!」

「新人さんと仲良くしよう!」

「ルールを守ろう!」

上記のような目標設定を見かけますが、絶対に上手くいきません。

例えば「新人さんと仲良くしよう!」という目標であれば、受け取り手によって仲が良い定義は違いますし、アプローチ方法も変わってきます。なんなら、どこまでいけば仲良くなっているのかゴールもわかりません。

Aさんは仲がいいと思っていても、新人さんはそこまで打ち解けることができていないかもしれません。

目標は具体的に。

例えば下記のように変えるとより良くなります。

「4月入社の新人スタッフの離職をゼロにしよう!」

そのためにすること
・挨拶は目を見て笑顔で行う
・休憩中は一緒にご飯を食べる
・困っていれば先輩から声をかける
・絶対にミスはしからず、何度も教えてあげる

などなど・・・。

おわりに

本日は、店舗ミーティングが失敗する6つの原因をご紹介しました。

  1. アイスブレイクができていない
  2. 自信を感じられない
  3. 店長が喋りすぎる
  4. ゴールがない会話
  5. 代替え案なしの意見出し
  6. 目標設定が抽象的すぎる

これらの内容をしっかりと頭に入れておけば大きな失敗はなくなります。

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てんちょー

てんちょー

1994年生まれ関西在住。好きなこと「新しいこと」悪く言えば飽き性。
苦手なことは「誰でもできる作業のルーティン」つまり飽き性。高校卒業後PISOLA(イタリアンレストラン)に就職し2年後には店長に。
3年間店長を務める傍ら、副業で個人ブログを開設。そのスキルを活かし現在はWeb社内報“PISOLAパートナーサイトと当サイト”TENJOY”を立ち上げ編集長を勤める。
@tenchoglam