「接客の勉強は意味が無い？」知識を得るよりも感性を磨け

2019年8月21日

僕の名前は意思ヨワシ。飲食店で店長をして1年目の新米店長。

店長として接客スキルを上げたいんだけど、どうやって勉強すればいいか分からない。

とりあえず、ゴリラ子さんに聞いてみよう・・・。

こんばんわ。

あら、いらっしゃい♩
今日はどうしたの？

僕、店長として今よりも接客スキルを上げたいんですけど、どうやって勉強すればいいかわからなくて・・・。

ふふ♩

なるほどね～♩

ネットで調べたり、本を買ったりしてるんですけど、実践でなかなか活かせなくて・・・。

そうでしょうね～♩
知識は持ってるだけじゃ何の役にも立たないわ♩

それは実感してます。本を読んでる時は「なるほど～」って思うんですけど、実際現場で働いていると意識できなくて・・・。

接客は、人を相手にするんだから知識ばかり増やしても意味ないわよ♩

正解を知っていたとしても相手がどう受け取るか分からないんだから♩

確かに・・・。

テスト勉強とはワケが違うの♩正解を知っていても100点をとれないのが接客よ♩奥が深いわねぇ。

くそ～っ。

ますます何を学べばいいか分からなくなりました。どうすればいいですか？

自ら体験して感性を磨くことね♩

感性・・・。

感性っていうのは、物事を深く感じ取る動きのこと♩感受性とも似てるわね♩

なるほど・・・。

接客には正解がないから自分の感性を磨くことで、相手の気持ちを理解した接客が出来るようになるんですね！

やるじゃないの！

その通りよ！！

でも、何を体験すればいいんですか？

なんでも良いの♩

何でも？

そうよ♩コンビニでもいいし、ファミレスでもいい。自分が接客を受ける側として体験するの♩

ん～っと？

体験することで、相手の良い接客を盗むってことですか？

それもあるけど、自分が受けた接客に対して抱く感情ってあるじゃない？その感情に対して「なぜ？」「どうして？」と、問いかけることで感性が磨かれるの♩

んん～。

例えば、最近ヨワシ君が気になった接客はある？

え～っと、昨日行ったコンビニの店員さんの接客がとても良かったです！！

その「良いな」っていう感情を分解することで感性が磨かれるわ♩

で、何が「いいな」って思ったの？

え～っと、お会計したかったけどレジに誰もいなかったんです。そのスタッフは品出しをしていて、僕の存在に気付いてなかったので声をかけたんです。すると、めちゃめちゃ申し訳なさそうに「お待たせして申し訳ございません！！」って謝罪しながらレジまで走ってくれたことですね、

ってこんな些細な事でもいいんですか？

いいのいいの♩

ヨワシくんは、その体験から何を学べたかしら？♩

えっと・・・。謝罪は、言葉よりも「表情」と「行動」が大切だということを学びました。

なぜ、そう思ったの？♩

いや、過去を振り返ってみると今まで「お待たせしました」って謝罪されて「この人の接客いいなぁ。」と思ったことはなかったんです。

でも、昨日の店員さんに謝罪をされたときは、僕が待たされてる側なのに嫌な気持ちにならなかったんです。むしろ「この人の接客良いなぁ。感じ良い人だなぁ。」って思ったんです。

その差が、申し訳なさそうな”表情”と、レジまで急いで走ってくれた”行動”でした。

ふふ♩素晴らしいわ♩

よくそんな細かい所に気付いたわね。

うへへへ

ゴリラ子さんからヒントをもらえたからです。

正直、今までこんな学びが日常に溢れていたなんて気付きませんでした。

日常は学びの宝庫よ♩

これからも「なぜ？」「どうして？」という気持ちを忘れずに感性を磨き続けてね♩

はい！ありがとうございます！！